医療用ウィッグとは

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抗がん剤治療と脱毛

抗がん剤は、分裂が盛んな細胞を攻撃する性質を持ち、分裂が早いがん細胞の成長を抑制・死滅させる仕組みになています。そのため、正常細胞でも分裂の早いものは攻撃してしまいます。その一つが髪を作る毛母細胞です。この毛母細胞が抗がん剤の攻撃を受けて脱毛がおこります。この脱毛現象は、頭髪だけでなく、まつげ、眉、陰毛など全身に及ぶこともあります。抗がん剤全てが脱毛症状を引き起こすわけではなく、種類によって脱毛しやすいものと、しにくいものがあります。単剤で処方されることもありますが、複数を併用して処方される場合も多く、種類、投与の方法、量などで脱毛にも個人差があるため治療を始める前に主治医に副作用について詳しく確認をして、医療用かつらがあったほうがよいかなども確認しておくと良いでしょう。

抗がん剤治療による脱毛期の注意点

抗がん剤治療中は肌が非常にデリケートで傷つきやすい状態になっています。抗がん剤治療中は、特に以下のことに気をつけましょう。

  1. 頭皮を清潔に
    抗がん剤治療中は、頭皮がデリケートになっています。頭皮を清潔に保つため、洗髪をしっかり行ないましょう。
  2. 頭皮に刺激を少なく
    抗がん剤治療中は頭皮がデリケートになっているので、刺激を与えないよう低刺激シャンプーなどを使い、指の腹でやさしく洗髪しましょう。それでも刺激があるようなら、シャンプーやリンスの使用は避け、ぬるま湯で洗い流す程度でも大丈夫です。また、とかすときにも柔らかいブラシを使用し、地肌に触れないよう毛だけをやさしくとかします。刺激を気にしすぎてとかさないと、毛がもつれて絡んでしまい、新たなトラブルのもとになります。医療用かつらを使用される際には、刺激になるきついものや蒸れるものは避け、付け心地のよいものを選んでください。
  3. スタイリング
    パーマや毛染めは、刺激の強い薬剤を使用しますので、担当医の許可が出るまで、絶対におやめください。スタイルチェンジしたいときには、医療用かつらなどを活用するとよいと思います。また、ドライヤーはなるべく低温で使用しましょう。

抗がん剤治療中もオシャレを楽しみましょう

抗がん剤治療期間中は、不安な気持ちや普段と違う体調からストレスが溜まりやすくなります。

そんな時期だからこそ、この時期ならではの「オシャレ」を楽しみ、前向きな気持ちで治療に向き合いましょう。

髪の毛が抜けてしまうと、オシャレを楽しむことが難しく思われますが、脱毛していてもオシャレを楽しめる医療用かつらや帽子などをうまく活用すると、いつものご自身とは違った自分が発見できるかもしれません。

帽子・・・普段はかぶらない帽子もこの機会にいろいろ試着して、似合うものを探してみましょう。お洋服のテイストに合わせて楽しめるよう、何種類かタイプの異なるものを用意するのも楽しいです。特にニット帽は、抜けた毛が地面に落ちるのも防いでくれるので、脱毛が激しい時期には精神的な安定にも一役買ってくれます。

医療用かつら・・・今までなかなかできなかったスタイルを実現してみてはいかがでしょうか?カラーやスタイルなどバリエーションが豊富なので、新しいスタイルが見つかるかもしれません。

医療用かつらの選び方

一般的に「医療用ウィッグは価格が高い」という印象がありますが、材質や種類によって価格が違ってきます。

材質編

人毛(人毛に特殊加工を施したもの)、人工毛(合成繊維)、ミックス毛(人毛+人工毛)の3タイプがあります。人毛は価格が高めですが、耐久性に優れており、カットやパーマ、ドライヤーやカーラーでのアレンジができます。人工皮膚がついている製品を選べば、自然な分け目も再現できて、見た目がナチュラルに仕上がります。ただし、セットに手間がかかるというデメリットもあります。人工毛は価格が安く、スタイルも崩れにくいですが、耐久性にやや欠け、熱や摩擦に弱く、毛先が縮れるため、人毛のようにロングヘアには向きません。ミックス毛の価格は人毛と人工毛の中間で、洗ってもスタイルがキープできて手入れが楽ですが、こちらもロングヘアには向きません。

購入方法編

購入する際には、既製品、セミオーダー、フルオーダーの3タイプがあります。既製品は価格が1万~10万円と比較的安く、カタログ等で選べるので手軽です。ただし、出来上がったスタイルの中から選ぶので、毛量や長さの調節ができなかったり、サイズの調整ができなかったりという弱点があります。セミオーダーの場合は、8割がた出来上がっている製品の中から気に入ったデザイン、サイズ、色のウィッグを選び、希望のスタイルにカットしてもらえるほか、自分の頭の形に合わせてサイズの調整をしてもらえます。納期は通常1週間以内程度。価格は5万~30万円と既製品に比べて高くなりますが、かなり自身にフィットしたかつらに仕上がります。オーダーのウィッグは、毛質、スタイル、特殊な色など、好みに応じて自由に注文できますが、30万~80万円と高価な上に、仕上がりまでに30~40日ほどかかります。

フィット感編

試着は必須です。最近は通販でも返品可能なお店もあります。試着の際には、着け心地に加え、頭頂部や生え際、もみあげの部分などが自然に見えるかもチェックしましょう。外見については、家族や友人にみてしてもらい、印象を聞いたり、意見をもらったりすると安心です。

Order (ご注文方法)

042-327-8332

お電話にてご注文ください。

髪師の想い -必要とされるすべての方に-

髪師プレミアムウイッグ(医療用かつら)の開発の原点は、ただこのひとつの想いです。

Price 種類と価格

ショート (25cm) 29,800円
セミロング (35cm) 34,800円
ロング (47cm) 39,800円

詳しくはこちら

医療用かつらとは、抗がん剤治療による脱毛や円形脱毛症などでお悩みの方が、一時的に着用するかつらのことを言います。抗がん剤など化学療法を行う方の場合、副作用による脱毛から頭のサイズが変わったり、頭皮のコンディションが非常にデリケートになることがあります。 このようなコンディションにも対応できる品質とサービスが医療用の条件といえます。

医療用かつらには定められた規定や定義がありません。
そのため、患者様にとって、購入時の選択がとても難しくなっているようです。髪師が考える医療用として必要と思われる品質やサービスをご紹介させていただきますので、ご検討時の参考にしていただければ幸いです。

医療用かつらに必要な品質及びサービス

アジャスター機能

抗がん剤治療を行う方の頭髪は、通常期・脱毛期・回復期で髪の量は大きく変化していきます。また、怪我による脱毛や、円形脱毛症による抜け毛なども抗がん剤治療と同様に予想以上に髪の量は変化し、頭全体のサイズが大きく変化してしまいます。そのため、アジャスタ―付きでサイズ変更に対応できる機能が不可欠となります。

自然さ

着用していて、明らかにかつらとわかってしまうスタイルほど、気持ちが滅入るものはありません。逆に、ただでさえ気持ちが滅入りがちな治療期に、自分らしいスタイルでぴったりと似合う医療用かつらは前向きな気持ちを支えてくれます。髪師プレミアムウイッグなら、最高級人毛であるレミー毛100%、頭頂部には人工皮膚を使用し分け目を自由に作れるので、自分の毛のように「自然に見える」のはもちろん、購入後にご自身に合わせてお好きなヘアスタイルにカットするので、「自然」のその先の自分らしいスタイルを自在につくれて、より前向きな気持ちを応援します。

価格

医療用かつらは、価格の妥当性が分かりにくく、下は数千円から上は数十万円を超えるものまでありますが、それは商品そのものの価格よりも販売方法によるところが大きいようです。残念ながら医療用であってもかつらには、健康保険や高額医療費等の公的保険の適用がありません。ただでさえ、治療で出費のかさむ患者様に寄り添う価格で、高品質を実現するのが髪師の使命と考えています。

円形脱毛症などによる抜け毛や抗がん剤治療による脱毛でお悩みの女性が、少しでも普段通りの生活を送り前向きに治療を行っていただくために、日々進化する「髪師プレミアムウイッグ」を是非ともご検討いただけましたら幸いです。